よく犬猫を虐待したとか、イルカやクジラ漁獲反対という話が出てくる。
しかし、影に隠れた虐待や殺生が大量発生していると思うのだ。
それはズバリ「食品ロス」だと思う。
食品は生物が原料である。
例えば、肉だとウシ・ブタ・ニワトリ、すり身だとスケトウダラが原料である。
(生物学的には生物種はカタカナ表記が一般的で、それに従った)
最近、食料問題を調べる機会があり、驚くべき事実を知った。
世界全体で、食料の総生産量の3分の1が廃棄(2011年)されているのだ。
また、飢餓人口は約8億人(2017年)である。

日本では年間2,759万トンの食品廃棄物等が出され、
このうち、まだ食べられるのに廃棄される分である「食品ロス」は643万トンで、
国民一人当たりで”お茶腕約1杯分(約139g)の食べ物”が毎日廃棄されている。
これは、世界中の飢餓の人々向けの食糧援助量(H29年 年間約380万トン)の1.7倍なのだ。
(以下の消費者庁資料を参考にした)
私達、1人1人ができることをいくつか挙げてみよう。
・外食時に食べきれる量を考えて注文(残すと食事代もモッタイナイ)
・安易な安い食品の買いダメをしない(買ったのを忘れて賞味期限切れになりがち)
・賞味期限切れでも、食べられるか調べる(期限切れでもしばらく食べられる食品多し)
食品ロスを減らすことで、世界中の人々に食料が行き渡れば、
飢餓問題解決に大きく寄与できるだろう。
また、それだけ必要な農地等も少なくて済み、
地域によっては森林伐採量も減らせる可能性があるだろう。
森林には様々な動植物が生息している。
つまり、無駄な生物の殺生を減らせる。無駄な殺生は虐待ともいえなくない。
だから、食品ロス削減は動物愛護上も重要と思うのだ。
動物愛護に力を入れているアナタ、
食品を安易に捨てていないかも、チェックしてみては。
(私は犬猫が捨てられることには心が痛むが、特段保護活動はしていない。
行き過ぎた愛護思想に違和感がある。)
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