ボウシュウボラ(ホラガイの仲間)の勝負時はこれからの季節。
どんな意味で勝負時なのか気になりますよね。
実は、多くの生物が温暖な時期に産卵する中、冬(12~2月)が産卵シーズンなのです。
産卵=子孫作りなので、一大イベントかつ真剣な勝負時なのです。
メスは産卵後、全部の卵が孵るまで数カ月間にわたって動かずに見守るのですが、
貝類の大半は産卵したらその場を離れる中で、かなりユニークな生態なのです。
ダイビングすれば野生個体の産卵を見られるようです。
野生化での撮影画像例を下に載せますが、この記事の続編で産卵画像特集をやる予定です。乞うご期待!

しかし、泳げないとか、体力が心配でダイビングができない人もいるかもしれません。
その場合、全く卵を見るチャンスがないのでしょうか?
実は、運が良ければ水族館の水槽でも産卵が見られます。
裏で飼育しているミガキボラとボウシュウボラが1週間くらい同じ場所から全く動かないので、変だなぁと思っていましたが、よく見てみると産卵をしていました!ボウシュウボラの卵はピンク色で円柱型、ミガキボラの卵はオバケの様な形をしています。
そして一つの卵塊の中に無数の卵が入ってるのです! pic.twitter.com/ppxcdirFtE— 志摩マリンランド(公式) (@shimamarineland) March 4, 2019
昨シーズン、ボウシュウボラのいる日帰り圏内の水族館に数回問い合わせましたが、
産卵はないようでした。残念。関連記事は↓

今シーズン、水族館での産卵はあるとしても、
コロナ感染拡大の中で、現場に訪れるのはしばらく厳しそう。
水族館で産卵を目撃したら、情報発信してほしいですね。
最後にクイズです。
アイキャッチ画像を炎にしたのは、どうしてでしょうか。
この記事の続編に理由を書きたいと思います。
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